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頸がんワクチン 調査結果公表 2016年12月26日

2017-01-19 2 Dailymotion

頸がんワクチン 調査結果公表 <br />2016年12月26日 17時38分 <br />子宮頸がんワクチンを接種したあとに、原因不明の体の痛みなどの症状を訴える女性が相次いだ問題で、厚生労働省の研究班は接種していない女性にも一定の割合で同様の <br />症状がみられたとする全国調査の結果を公表しました。 <br />厚生労働省は「この結果だけでは接種と症状との因果関係は判断できない」として、調査結果を詳しく分析したうえで、現在、中止している接種の積極的な呼びかけを <br />再開するかどうかを改めて検討するとしています。 <br />子宮頸がんワクチンは、国内で7年前に接種が始まり、平成25年度からは定期接種に追加されましたが、接種のあとに体の痛みなどを訴える女性が相次ぎ、 <br />国が3年以上、接種の積極的な呼びかけを中止しています。 <br />厚生労働省の研究班はきょうの専門家会議で実態を把握するためにおこなった全国調査の結果を報告しました。 <br />調査では去年末までの半年間に全国の病院を受診した12歳から18歳の男女2500人あまりの症状について「体の痛みや運動障害、それに記憶力の低下などの症状が3か月以上続いて、 <br />仕事や学校生活に支障が出ていないか」を分析しました。 <br />その結果、子宮頸がんワクチンを接種した女性では、推計で10万人あたり27.8人に症状が確認された一方で、接種していない女性にも、推計で10万人あたり20.4人に症状が <br />みられることがわかったということです。 <br />この結果について、厚生労働省は、「同じ症状が出た場合でも社会問題となったことで、ワクチンを接種した人の方が医療機関を受診することが多いとみられるうえ、医師もより <br />慎重に診断するため報告が上がりやすくなることも考えられる」としたうえで、「今回の調査結果だけで接種した人と、していない人の発症率を比べることはできず、接種と症状との因果関係は判断できない」としています。 <br />また、専門家会議の委員からは、因果関係を判断するには接種してから症状が出るまでの期間や、どの年齢層にどんな症状が多いかなど、詳細なデータが必要だという指摘が相次ぎました。 <br />このため、厚生労働省は専門家会議で調査結果を詳しく分析したうえで、因果関係を改めて検証し、接種の積極的な呼びかけを再開するかどうかを判断したいとしています。

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